百日咳の流行

(毎日新聞によりますと)2019年8月13日

 乳児が感染すると死亡する恐れもある百日咳(ひゃくにちぜき)の患者が増え続けている。国立感染症研究所(感染研)が13日、4日までの1週間に新たに231人の患者が報告され、今年の累積報告数は1万110人に達したと発表した。成人がかかった場合は風邪などと見分けることが難しく、感染を広げる可能性もあるため、早めの受診が必要です。

 感染研によると、都道府県別の累積報告数は、東京885人▽福岡652人▽千葉628人▽鹿児島594人▽大阪555人――などが多かった----という記事です。

百日咳の診断方法は遺伝診断の向上により報告数増えております。

当院での経験では、比較的中学生、高校生などが多く長引く咳の時、検査すると、百日咳と診断することがあります。

①赤ちゃんが百日咳のワクチンである4種混合を受けていれば感染しにくいですが、まれにワクチンを受けていても感染することがあります。

②たとえ、DPTワクチンを完全に受けていても、時間の経過とともにワクチンの効果が薄れてくるのでしょう?

③検査は簡単にできます。インフルエンザの検査のようにします。結果は2~3日後です。

④もし家族に患者さんが発症した時はご相談いたしましょう。